新妻聖子さんのエポニーヌ
3日に“レ・ミゼラブル”を観ました。主なキャストは、ジャンバルジャンに橋本さとしさん、エポニーヌに新妻聖子さん、ジャベールに今拓哉さん、ファンティーヌにシルビア・グラブさん、マリウスに小西遼生さん、コゼットに辛島小恵さん、テナルディエに安崎求さん、マダム・テナルディエに田中利花さん、アンジョルラスに松原剛志さん、でした。
4日が新妻聖子さんとシルビア・グラブさんの千秋楽だったのです
が、これは平日のマチネだったので、お二人の千秋楽の一日前のこの日に観劇しました。
何度も書きましたが、新妻さんのエポニーヌは本当に素晴らしいと思います。彼女の豊かな表現力はエポニーヌをとてもリアルにしています。新妻聖子という女優がエポニーヌを演じているのではなく、エポニーヌという幸薄い、しかし、ピュアな少女が新妻聖子という女優の体を借りて舞台の上で
生きている…そんな思いさえ抱かせます。彼女の歌う“On My Own”はとても感動的ですが、僕は、この歌の最後で「幸せの世界に縁などない」と歌った後、「愛してる」と始まるまでの数秒間、帝劇全体を支配する圧倒的な静寂が大好きです。エポニーヌ魅せられた観客達が、彼女の愛と人生を象徴するこの歌にぐいぐい引き込まれていき、最後のフレーズを息をつめて待つ、あの濃密な静寂の中に我が身をおくことは、CDでもDVDでも味わうことのできない、まさにライブの醍醐味なのではないでしょうか?今回のシーズンでは、もう新妻聖子さんのエポニーヌを観ることはできませんが、また次の公演で、もっと素晴らしい彼女のエポニーヌに出会えるのではないかと期待しています。
シルビアさんのファンティーヌも素晴らしかったと思います。彼女は歌がとても
良いですね。豊かな声量があるからこそ、静かに歌う(ピアノやピアニッシモ)部分がとても良くなるのではないかと思います。彼女が歌う“I Dreamed a Dream”は何度聞いても聞きほれてしまいます。今回の公演では、橋本さとしさんの“家に帰して”もとても良かったです。
今回は、終演後、ファン感謝イベントということで、今さんが司会で、新妻さん、シルビアさん、小西さんというメンバーでトークショウが開かれました。なんとなく緩いというか、まったりとした雰囲気のトークショウでこれはこれで、なかなか良かったのですが、凄く面白かった
のは、小西さんがギターの弾き語りで“On My Own”を歌ったことです。これがとても素敵なのです!直ぐ前で聞いていた新妻さんが「CD化したら」と言ったほど。この歌、女性の歌と思っていましたが、男性が歌うとまた雰囲気が変わって、とても素敵な歌になりました。大発見です。(ちなみに、イギリスの男優さんでジャン・バルジャン、ファントム、オールド・デュトロノミー等の大役を演じたDave Willettsが歌う“I Dreamed a Dream”のCDを持っていますが、これも素敵です。)
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