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2009年9月

2009年9月27日 (日)

金志賢さんのミセス・ジョンストン-“ブラッド・ブラザーズ”を再び観る

  P9260167 “ブラッド・ブラザーズ”を観ました。金志賢さんのミセス・ジョンストンを観たかったので、彼女の千秋楽に行ってきました。主なキャストは金さん以外は前回と同じで、ミッキーに藤岡正明さん、エディに田代万里生さん、リンダに鈴木亜美さん、ミセス・ジョンストンに金志賢さん、ミセス・ライオンズに久世星佳さん、ミスター・ライオンズに金澤博さん、サミーに伊藤明賢さん、ナレーターに下村尊則さん、でした。

金さんのミセス・ジョンストンはとても素敵でした。カーテン・コールでの舞台挨拶で金さんご自身が「日本語のセリフに苦労した。」と話していましたが、セリフで不自然に感じたところはほとんどありませんでした。そして、何より歌がとても良かったように思います。もちろんこの作品はミッキーとエディが主人公のお話ですが、実は、ミセス・ジョンストンとナレーターがとても重要な役割を果たします。ですから、ミセス・ジョンストンはとても良い歌をたくさん歌います。金さんが歌う“Tell Me It’s Not True”はとても素晴らしかったと思います。

藤岡さんの腕白坊やぶりは、さらに磨きがかかっていました。跳ねたり飛んだりP9050160_5 、笑ったりすねたりと、とてもリアルな腕白坊やでした。また、双子の秘密を守り通そうとし、その秘密にとらわれることによって、やがて狂気に取り付かれていってしまう女を久世星佳さんが好演していました。ナレーターの下村さんも前回同様、素晴らしかったと思います。初日から二ヶ月弱が経ち、千秋楽を翌日に控えて、俳優さん達もノリにノッているという雰囲気が観客席にも伝わってきて、とても気持ちの良い観劇となりました。

それにしてもこの作品、舞台の傾斜がとてもきついので、俳優さん達が腰を痛めないのかな、と要らぬ心配をしてしまいます。

☆ このミュージカルをまだ観ぬ人へ

96日の記事をご覧ください。

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2009年9月21日 (月)

ブロンテの純愛の世界ふたたび-“ジェーン・エア”再見

P9190165 日生劇場で“ジェーン・エア”を再び観ました。主なキャストはこの間と同じで(子役は変わっていたようですが)、ジェーン・エアに松たか子さん、エドワード・フェアファックス・ロチェスターに橋本さとしさん、ブランチ・イングラムに幸田浩子さん、フェアファックス夫人に寿ひずるさん、スキャチャード先生/バーサ・メイスン/デント夫人に旺なつきさん、リード夫人/レディ・イングラムに伊東弘美さん、ジェーンの母/ローウッド学院教師/ソフィに山崎直子さん、ジェーンの父/イングラム卿/シンジュン・リバースに小西遼西さん、リチャード・メイスンに福井貴一さん、ブロクルハースト氏/デント大佐/牧師に壌晴彦さん、です。

前回、ステージ上の下手後方から観劇したのですが、とても良かったので、もう一度、普通の席で観たかったのです。今回は、前から3列目のセンターという絶好の席からの観劇となりました。

今回は前回以上に感動的な舞台でした。ジェーンが行き倒れるシーンや、リード夫人の死のシーンでは涙が出てきてしまいました。音楽も、再度聴きましたが、美しいメロディをもつ歌がたくさんありました。

主役の松たか子さんと橋本さとしさんが素晴らしいのはもちろんですが、脇を固P9050163 める俳優さんたちがとても上手いのです。先ず、子役さんたちがとても上手い。特に、子供のジェーンをやった子役さんは、この間も今回も、大人顔負けの演技でした、歌も上手かったし。また、寿ひずるさん、旺なつきさん、伊東弘美さん、福井貴一さんがとても良かった。こういう芸達者がしっかりと支えている舞台はとても充実します。特に、旺なつきさんの狂った女の演技は真に迫っていました。旺さんのような美しい人が狂気にとりつかれた女を演ずると凄みがでてきます。また、舞台のラストシーンで、ジェーンとエドワードを見つめる彼女の微笑が慈愛に満ちた優しさで、狂ったときとの差が大きく、これはこれでまた良かったように思います。なんとなく、レ・ミゼラブル、エピローグのファンティーヌの姿を思い出してしまいました。また、アンサンブルも少人数でありながら、美しいハーモニーを響かせていました。特に、さとう未知子さん、安室夏さん、谷口ゆうなさんが、より輝いているように僕には思えました。

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2009年9月13日 (日)

19世紀、ヴィクトリア朝に咲いた一輪の愛-“ジェーン・エア”を観る

P9050161 日生劇場で“ジェーン・エア”を観ました。主なキャストは、ジェーン・エアに松たか子さん、エドワード・フェアファックス・ロチェスターに橋本さとしさん、ブランチ・イングラムに幸田浩子さん、フェアファックス夫人に寿ひずるさん、スキャチャード先生/バーサ・メイスン/デント夫人に旺なつきさん、リード夫人/レディ・イングラムに伊東弘美さん、ジェーンの母/ローウッド学院教師/ソフィに山崎直子さん、ジェーンの父/イングラム卿/シンジュン・リバースに小西遼西さん、リチャード・メイスンに福井貴一さん、ブロクルハースト氏/デント大佐/牧師に壌晴彦さん、です。

ジョン・ケアード氏が脚本・演出を手がけたブロードウェイ・ミュージカルの日本初演の舞台です。今回は、舞台上の下手奥に設けられた席で斜め後方からお芝居を観るという珍しい体験をしました。観客席を視界に入れながらの観劇でした。「俳優さん達にはこういう風に見えているんだな」と言うことがわかり、興味深かったです。ただ、演出は後方の観客も十分意識したもので、ジョン・ケアード氏の演出の巧みさを感じました。

このミュージカル、知人に誘われたもので、正直なところあまり期待していなかP9050163 ったのですが、実際に観てみると、とても素敵なミュージカルでした。音楽が、美しい楽曲がたくさんあります。それに、シャーロット・ブロンテの原作をとても手際よくまとめているように思いました。

松たか子さんは、やっぱり素晴らしい。正直言って、歌から入ってきた俳優さん達と比べると歌だけについて言えばもっと上手い人たちがたくさんいるとは思いますが、彼女の演技力はそれを補ってあまりあるものがあるのだと思います。橋本さとしさんの今回のロチェスター卿もとても良かったと思います。屈折した思いを秘めた貴族の思いが伝わってきました。また、僕は、旺なつきさんの舞台を観るのは初めてでしたが、館の屋根裏部屋に住むバーサ・メイスンの狂気がこちらにも伝わってくる、そんな演技でした。

もう一度、正面から観てみたい…そんな気持ちになりました。

☆ このミュージカルをまだ観ぬ人へ…

19世紀のイギリス、ヨークシャー。幼くして父母を失ったジェーン・エアは、母の兄の妻、リード夫人に育てられます。リード夫人とその息子に苛められて、ジェーン・エアはつらい幼少期を過ごします。やがて、厄介払いのように、厳格で質素な教育方針をとるローウッド学院の寄宿舎に預けられることになりました。この学院も劣悪な環境で、ジェーン・エアは辛い日々を過ごすことになりますが、ここで、ヘレン・バーンズという初めての友を得ます。彼女を通じて、神を信じ、神に感謝して生きる生き方があることを学びます。しかし、そんなヘレンもチフスで死んでしまいます。

やがて、時が過ぎ、成長したジェーン・エアは、一人で生きていく決心を固め、学院を去り、ソーンフィールドの館に家庭教師として住み込むことにしました。その館に住むアデールという少女を教えながら、フェアファックス夫人や使用人たちとの生活を楽しんでいました。そんなある日、散歩をしていた彼女の目の前で一人の紳士が落馬して怪我をしてしまいます。彼こそが、ソーンフィールドの館の主、ロチェスター卿だったのです。心に鬱屈を秘めているかのようなロチェスター卿。ジェーン・エアは彼とも真摯に向き合おうとします。やがて、ロチェスター卿の心にもジェーン・エアの姿が常に宿るようになってきます。しかし、ロチェスター卿とソーンフィールドの館にはある秘密があったのです。ジェーン・エアとロチェスター卿の運命は…そして、ロチェスター卿の秘密とは?

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シーフードを堪能した日

ブラジル3日目は、朝早くホテルを出て、国内線専用の空港、クンビッカ空港へ向かいます。今日の目的地は、サンタ・カタリーナ島と南米大陸にまたがる海辺の町、フロリアノポリス(Florianopolis)です。サンパウロから約1時間、飛行機で南下すると到着です。ブラジルは南半球にありますから、南に行けば行くほど寒くなります。この日は、あいにくの小雨模様だったこともあり、肌寒く、セーターを着てちょうど良い位の気温でした。

P8091300 この町は、日本と馴染みの深い場所でもあります。昨年は、日本人のブラジル移民100周年の記念の年でした。しかし、それよりもおよそ100年前に、日本人がこの地を踏んでいたのです。石巻の漁民が二人、漂流中にロシアの船に救助され、その船が当地に寄港したときにこの地に上陸したのです。彼らは70日間、当地に滞在して無事に日本にたどり着いたそうです。今も、同市の文化センターに小さな石碑が残っています。

P8091302_2 この日のハイライトは、何と言ってもランチ!サンタ・カテリーナ島の南部のリベイロン・ダ・イーリャ(Ribeirao da Iiha)にP8101303 ある海辺のレストラン、“オストラダムス”(“Ostradamus”)と言うレストランでのランチです。このレストラン、オイスター(カキ)とノストラダムスとをかけているのだそうです。もちろん、シーフードP8101304_01_2店です。海を見渡せて雰囲気もなかなか洒落ています。ここのカキが美味しいこと!生ガキ、軽くスチームしてMartiniと言うリキュールとレモンをかけてたべるもの、カキのグラタンに、フリッタ…どれも美味で、同行の方二人と合わせて4ダースのカキをたいらげました。カキは身がしまっていて、濃厚で、P8101310 とても美味しかったのです。冷えた白ワインともよく合いました。しかし、これはスターターです。この後、強大な海老を10匹、シュラスコ風に串に刺してグリルしたものや(写真の人物は僕の知人です。)、白身魚のソテー等、とにかくボリュームたっぷりで、どれも美味なシーフードを白ワインとともに堪能した一日でした。

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2009年9月 6日 (日)

血の繋がりと運命が生んだ悲劇-“ブラッド・ブラザーズ”を観る

P9050164 “ブラッド・ブラザーズ”を観ました。主なキャストは、双子の兄弟、ミッキーに藤岡正明さん、エディに田代万里生さん、リンダに鈴木亜美さん、ミセス・ジョンストンにTSUKASAさん、ミセス・ライオンズに久世星佳さん、ミスター・ライオンズに金澤博さん、サミーに伊藤明賢さん、そしてナレーターに下村尊則さん、でした。

ロンドン観て以来ですから、5~6年ぶりにこの作品に再会した、ということになります。この作品は、血が繋がっていながらも別々に育った双子が運命に翻弄され、最後は悲劇を迎えてしまうのですが、その悲しみが心に染み入るように観る者に伝わってくると言うような作品です。今回の舞台は、藤岡さんのやんちゃ坊主ぶりが何とも板についていて、とても面白かったです。この俳優さんは、他の役でも、なんとなくやんちゃな感じがする演技をするように思いますが、今回は、主人公の子供時代を本当にいきいきと演じていました。P9050160 本当に素敵でした。そして特筆すべきは下村尊則さん。四季を退団されて、久しぶりの舞台だと思うのですが、四季在団の最後の時期に比べるとスマートになっていました。歌は四季の時同様、素晴らしい。そして、なによりセリフや歌詞が明瞭です。これは大切なことだと思います。この点については、なんだかんだ言ってもやっぱり四季は素晴らしいと再認識しました。ただ、今回、ミセス・ジョンストンの声があまり出ずに伴奏に負けてしまうところがあり、それが、少し残念なところでした。

       このミュージカルをまだ観ぬ人へ…

場所はイギリスのリバプール。庶民の階級のミセス・ジョンストンに双子が生まれようとしています。彼女がハウスキーパーとして働く家のミセス・ライオンズは子供の誕生を願いながらも、子供がいません。ある日、ミセス・ジョンストンは、ミセス・ライオンズに頼まれて、双子が生まれたら、その一人を彼女にあげる約束をしてしまいます。やがて、双子が誕生。ミセス・ジョンストンはその約束を後悔しながらも、約束に従います。血が繋がっていながらも別々に育てられる、ミッキーとエディ。二人を会わせたくないミセス・ライオンズとミセス・ジョンストンの願いも虚しく、運命は二人常に絡み合うことになります。境遇の全く異なる二人の運命はどのようになっていくのでしょうか…

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ブラジル2日目は…

ブラジル旅行の報告をできないまま、もう9月に入ってしまいました。まあ、のんびりといきたいと思います。

ブラジル2日目の8日は、730にホテルを出て、サンパウロから約170Km 離れたアパレシーダ(Aparecida do Notre)という街に車で向かいました。アパレシーダP8081267 は巨大な教会がある所として有名です。ブラジルは世界最大のカソリック教国といえると思いますが、各々の町が教会を中心にして発達してきたようです。確かに、サンパウロにもいくつかの大きな立派な教会がありますし、街を車で走ってみるとたくさんの教会があることに気づきます。アパレシーダの教会は、“褐色の聖母”として知られるブラジルの守護女神ノッサ・シニョーラ・アパレシーダが祀られていることで有名です。この女神様は、“地球の歩き方ブラジル/ベネズエラ20082009年度版”によれば、18世紀に、この地を訪れることになったサンパウロ、ミナス・ジェイラスを統括する執政官をもてなすために、魚を取ろうと3人の漁師がP8081273 近くの川に漁に出たのですが、漁期としては良い時期ではなく1匹の魚も取れなかったのだそうです。ところが、最後に一網打ったところ首のない聖母像がかかり、さらにもう一網うったところ頭の部分がかかったのだそうです。それからは魚が取れまくり結局カヌーに入りきれないほどの魚を取ることができたので、その聖母像を祀ったところ、様々な奇跡が起きたため、それを聞きつけた人がブラジル中から集まるようになり、一大聖地になりました。

現在も、ブラジル各地から巡礼の人がたくさん訪れるようで、この日も多くの人がやってきていて、聖母像を写真におさめたり、何ごとかを願いお祈P8081281 りをしていました。1030からミサが始まりました。僕はクリスチャンではないのですが、少し参加することにしました。とにかく巨大な聖堂です。ミサにも千人くらいの人が参加していたと思います。聖堂の中心に舞台のようなものが設けられ、天井から巨大な十字架がぶら下げられています。そこから放射状にベンチが配置されていて、そこに座り、または、立ったままでミサに参加し、神父様のお説教を聞き、賛美歌を歌います。ただ、神父様のお説教は、静かに語りかけるようなものでなく、アメリカ等で日曜の朝にTVでやっているようなかなりショウアップされた感じでした。また、賛美歌も、僕はグレゴリオ聖歌のような荘厳なものをイメージしていたのですが、ポピュラーソングのような軽めの、しかし、親しみやすいメロディのものでした。もちろん、ブラジル語(ポルトガル語)のお説教ですから意味もよく分かりませんが、真剣に、時に涙を流しながらそれを聞き、また賛美歌を歌う人の中に入っていると、よく分からないながらも敬虔な気持ちになるのですから不思議なものです。

P8091290 ミサの後、教会の近くでシュハスコ(ブラジル風バーベキューのようなもの)のレストランで色々な種類のお肉でお腹一杯にした後は、少しサンパウロ寄りのクーニャ市へ。こちらは多くの陶芸のP9061371_2 アトリエが集まる一角があり日系人や日本人の陶芸家もたくさんいらっしゃいます。登り窯を使うことが多いようです。こんな素敵なカップがありました。→

しばらくアトリエで遊んだ後、ピンガを求めて製造元へ。ピンガは、ご存知の方も多いと思いますが、カサーシャともいうブラジルの地酒です。サトウキビから作った焼酎みたいなお酒で、地元の人は、ストレートやオンザロックスで飲んだり、甘 くないレモンジP8091293_2 ュースで割ったり、カイピリャーナというカクテルにして飲んだりします。僕が行ったところは、自分の家の裏の畑でできるサトウキビをしぼり、そのジュースを2本くらいしかないポットで蒸留しているような所でした。その後、樽につめて香りをつけるのだそうです。家族で少量作っているような酒造元で、試飲をして、お土産に数本入手しました。日本で飲めるのは大手メーカーのピンがですが、日本で飲む物とは一味違うピンガでした。

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