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2009年8月23日 (日)

時差ぼけの中、劇城へ-ヴァンパイア再び

P8160125 時差ぼけの中で、“ダンス・オブ・ヴァンパイア”を観ました。Wキャストのサラが知念里奈さんだった以外は、前回と同じキャストで、クロロック伯爵に山口祐一郎さん,アルフレートには浦井健治さん、シャガールに安崎求さん、レベッカに阿知波悟美さん、マグダにシルビア・グラフさん、ヘルベルトに吉野圭吾さん、クコP8160128 ールに駒田一さん、アプロンシウス教授に石川禅さん、ヴァンパイア・ダンサーに森山開次さん,でした。そして、河合篤子さんもアンサンブルの一員として出演していました。

帝劇のロビーは、ヴァンパイアたちに写真も新たに掲示されてにぎやかになっていP8160127 ました。河合篤子さんのヴァンパイア姿も…

今回は、入浴中のサラが後ろに投げたスポンジが、バスルームと同じレベルの床ではなく、その下に転がってしまうというハプニングが起きました。誰がどうするのだろうと思って観ていたら、浦井さんが何気なく下に飛び降りて拾って芝居に戻していました。とても自然な動きで、さすがでしたが、帝劇のお客さんもリピーターが多いのか、たくさんの人が気がついて、笑ったり拍手をしていました。

さて、この作品が「理屈抜きに楽しめる」ことは以前にも書きました。しかし、単にドタバタのコメディということではありません。ヴァンパイアが異界に住むが故の悲しみや孤独がしっかりと描かれているために、楽しいシーンがより活きるのではないかと思います。特に、山口さんのヴァンパイアがその象徴です。特に、第二幕の終盤でクロロック伯爵が歌う“抑えがたい欲望”にその孤独と悲しみがよく表れているように思います。

「抑えがたい欲望」

P8160134 月は隠れた 光なき夜が来た

この静寂 見えるものは

独り 私の苦悩 影だけ

きらめく空を見ていた 遠い夏

あれは確か 1617年 一人の娘を愛した

温かい頬に触れた 輝く髪にくちづけた

その時 悲劇は起きた この手の中

何も知らぬ娘は 微笑んでいた

なのになぜか その命 奪っていた

求めすぎるのか 奪っては失う

何ひとつ残らないまま

今日も得られぬ何かを求め続けてる

永遠の幸福など この世にはない

永遠に充たされない苦悩しかない

いつの日か 世界が終わるその時

残るのは尽きることのない 欲望の海

虚しく 果てしない 欲望の闇

1730年         牧師の娘に会った

白い肌に 詩を書いた 赤いその血で

1813年は ナポレオンの供の者

次から次 求めて また失う

世界中のすべてを 理解しても

この私が わからない 自分でさえ

自由にもなれず 燃え尽きることもできず

天使でも悪魔でもない

なのに ひたすら 愛する者たち引き裂く

虚しい存在

苦しみに耐えるための 希望すらなく

渇き切った胸は 飢え続ける

ある者は 人間や愛を信じる

金や名誉 芸術 勇気を 信じる

そして神を信じるのだ

ただ素朴に 奇跡や罪や罰を信じる

だが違う 真実はひとつだ

そう 卑しく恥ずべき 欲望こそが 我らの支配者

今こそ ここで 予言をしよう

尽きない欲望こそが

この世界で 最後の神になるのだ

(帝国劇場“ダンス・オブ・ヴァンパイア”200975日~826日公演プログラムより)

P8160126 この日は、ファン感謝イベントということでトークショウがありました。司会は駒田一さん、安崎求さん、知念里奈さん、浦井健P8160139 治さん、石川禅さんが出演して、これまでの感想、失敗や裏話、今後の抱負等をテーマにした30分ほどのトークショウでした。舞台の上とは違う出演者の一面が見えて、なかなか楽しいものでした。

P8160137

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コメント

お帰りなさいませ。
私は飛行機内でスイッチが切り替わるようで
時差ボケの経験がないので気持ちが分からないんです。


「抑えがたい欲望」は、大好きなシーンです。
伯爵の心の中を覗いているような感じですよね。
森山開次さんの言葉を借りれば「覗いてはいけない世界」なのかも(笑)。

今回は伯爵以上に伯爵の亡霊に一目惚れでした。

投稿: 瀬木あおい | 2009年8月23日 (日) 18時55分

瀬木あおいさん、いらっしゃいませ。

僕も時差ぼけには強いほうですが、何しろ今回は、12時間の時差があるところなので…(そして、トークショウがあったということから、既にお分かりでしょうが、帰国直後に観に行っています。)

僕も“抑えがたい欲望”のシーンは大好きです。ああいうシーンがきちんと描かれているからこそ、弾けるシーンがより楽しくなるのだと思います。もっとも、僕は、伯爵よりも何よりも、ヴァンパイアの方に関心があったのですが…

このミュージカル、楽しい、素敵な作品ですよね。

またのお越しをお待ちしております。

投稿: TOMO | 2009年8月25日 (火) 00時01分

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