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2009年7月

2009年7月30日 (木)

銀座で宝塚三昧-シャンソンバー・ボンボンの宝塚の日

今日は、銀座のシャンソンバー・ボンボンに行ってきました。今日は、宝塚の日と称して、宙組の初代組長の大峯麻友さんをゲストに迎えてのライブでした。ピアノは、アニエス晶子さんです。レギュラーの福浦光洋さん、珠木美甫さんの素敵なシャンソンにはいつもうっとりとさせられます。特に、福浦さんの津軽弁のシャンソンは、いつものことながら、しみじみとした味わいがありますし、珠木さんのシャンソンもとても素敵です。そして、シャンソンではありませんが、珠木さんの“帰らんちゃよか”は何度聞いても涙が流れて止まりません。

しかし、今日のお目当ては、何と言っても、大峯さん。宝塚・宙組の大ファンの観劇のお友達、Mさんと一緒に聞きました。宝塚ビギナーの僕は、全ての曲の曲目をここに書くことはできませんが、“ベルサイユのバラ”や“風と共に去りぬ”のナンバー、月組のレパートリーの“Lovers’ Green”や宝塚のニューヨーク公演の際に歌われた“宝塚フォーエヴァー”等など…目をつぶると、あの華麗な宝塚の舞台が浮かんでくるようなライブでした。また、その他にも、ハワイアン、森山良子さんの歌(今日は、飲みながら聞いていたので、曲名を覚えていません。大峯さん、ゴメンナサイ!)もとても素敵でした。また、“手紙”という、やがて記憶や体力を失っていく年老いた親が子供に書いた手紙を歌った歌は、とても感動的で、悲しくて、涙が止まりませんでした。宝塚ビギナーの僕にとっては初めて聞く歌がほとんどでしたが、大峯さんの素敵な歌を聞いていると、また、宝塚を観に行きたいな、と言うような気持ちになってくるから不思議です。

ライブは、その歌い手さんの人間性が強く反映するものだと思いますが、今日のライブも、素敵な大峯さんの人柄が伝わってくるようなライブだったように思います。

また、歌だけでなく、アニエス晶子さんが、リクエストに応えてくれて、“メモリー”と“命をあげよう”を演奏してくれたのですが、これもとてもとても素敵な演奏でした。

今日は、会社でとても不愉快なことがあったのですが、今日のライブでとても大きな元気をもらったように思います。素敵な、素敵なひと時でした。

この間のパーティの主催者の殿下もいらしていたので、ライブ終了後は、殿下、大峯さん、アニエスさん、Mさんと一緒にお話しもできて、とても貴重な楽しい時間でした。

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2009年7月20日 (月)

日比谷で今夏もう一つの異界を訪ねる-“異人たちとの夏”を観る

P7191244 シアタークリエで“異人たちとの夏”を観てきました。僕にとっては久しぶりのストレートプレイです。出演は、主人公原田英雄に椎名桔平さん、藤野桂(ケイ)に内田有紀さん、原田の父に甲本雅裕さん、母に池脇千鶴さん、間宮に羽場裕一さん、原田の元妻、今村綾子とすき焼き屋の仲居に白神直子さん、でした。原作は山田太一さん、演出は鈴木勝秀さんです。

この作品は、以前、大林宣彦さんの監督で、風間杜夫さん、片岡鶴太郎さん、秋吉久美子さんらの出演で映画化されており、その原作の舞台化ということになります。

このお芝居のプログラムに萩尾瞳さんが一文を寄せておられますが、その中で、P7191242 このドラマを「温かくて、ちょっぴり怖くて、とても切ない」と評しています。(「異人たちとの時」より)僕は、温かくて、切なくて、そして、また、切ない、一人の男の再生のドラマなのではないかと思います。この物語は、原田が、離婚によって何もかも失くしてしまったときに、12歳の時に事故で亡くなった彼の両親と出会うという「奇跡」を一つの軸に、彼が住む部屋を突然訪ねる、彼の住むビルのもう一人の住人である藤野桂と原田との関係をもう一つの軸として展開していきます。

12歳の一人息子を残して不慮の事故でこの世を去らざるを得なかった父と母の息子への思いは、残された息子が両親を偲ぶ気持ちよりも、ずっと、ずっと強いものだったに違いありません。だからこそ、その息子が47歳になり離婚して、孤独な投げやりな生活に入りかけたときに奇跡が起こったのではないでしょうか。英雄とその父とのやり取りには、微笑ましい、しかし、どことなくぎこちない父子の愛情を感じ、微笑ましいひと時が過ぎていきます。けれども、異界に住む人たちとの出会いは、奇跡ではあるけれども、これは同時に悲劇でもありました。

このドラマの切なさは、それぞれの愛が自己犠牲を伴うからなのではないかと思います。愛する人の命のために自らの存在を否定しなければならなかった人たちの、いや、喜んで自らの存在を否定していった人たちの、ひたすらで、純粋で、強い愛情が、観る人達の胸を打ち、切ない涙を誘うのではないでしょうか。

日比谷で繰り広げられるもう一つの異界…クロロック城の舞踏会とは、また一味もふた味も違う異界でのお話。人間の愛を感じるドラマだったように思います。

☆ このお芝居をまだ観ぬ人へ…

シナリオライターの原田英雄は47歳。12歳の時に両親を事故で失い、親戚のもとに引き取られ生きてきました。現在は、脚本作家として生計を立てています。彼は、つい最近、離婚をして、慰謝料として元妻に何もかも取られ、現在は、仕事場に寝起きする毎日を送っています。そんな中で、仕事仲間のプロデューサーの間宮が彼の元妻と結婚したいと言いにきます。彼は、やりきれない思いにかられます。そんな時に、同じビルに住むという藤野桂が彼の部屋を訪ねますが、彼は彼女を追い返してしまいます。

そんなやりきれない毎日の中で、自分の故郷である浅草に足を運んだ原田は、12歳の時に死別した父母と出会います。原田は、父母のもとに通い始めるようになります。

一方、後日、藤野桂(ケイ)から原田のもとに電話がきて、一緒に飲んでから、二人は一緒に時間を過ごすことが増えて、やがて互いに愛し合うようになります。

浅草の両親のもとに通う原田は見るからにやつれていき、生気を失っていきます。そんな彼を見たケイは原田に、「もう浅草に行かないでほしい」と懇願します。また、次第に変わり果てた姿になっていく間宮もまた、彼を心配します。

原田の運命は…?そして、原田とケイの愛の行方は…?

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2009年7月19日 (日)

また、ひさびさに…

もうすぐ、キリ番です。20,000番目にご来店のお客様、ぜひ、ひとことお残しください。よろしくお願いします。

P7191247 ところで、今日の夕方、用があって銀座を歩いていたら、雨が降ったわけでもないのにきれいな虹が…ビルの谷間の虹です。実際は、薄い虹があり、二本かかっているのですが、この写真でわかるでしょうか?蒸し暑い一日でしたが、一服の清涼剤と言う感じの虹でした。

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2009年7月13日 (月)

夏に向かう帝劇が極寒のトランシルヴァニアに…-“ダンス・オブ・ヴァンパイア”を観る

P7111230 国劇場で“ダンス・オブ・ヴァンパイア”を観てきました。主なキャストは、クロロック伯爵に山口祐一郎さん、サラに大塚ちひろさん、アルフレートに浦井健治さん、シャガールに安崎求さん、レベッカに阿知波悟美さん、マグダにシルビア・グラブさん、ヘルベルトに吉野圭吾さん、クコールに駒田一さん、アプロシウス教授に石川禅さん、ヴァンパイア・ダンサーに森山開次さん、でした。

僕は、2006年に日本で初演されたときには観なかったので、今回が初めての観劇でした。いやぁ、これは理屈なく楽しめるミュージカルですね。ストーリーをよくよく考えると、かなり怖いストーリーなのですが、それがちっとも怖くない。見事なコメディになっています。笑ったり、美しいメロディにうっとりしたり、舞台のダンスを楽しんだりしているうちに時間が過ぎていきました。劇場全体が一つになって、ヴァンパイアの世界に浸ったと言えばよいでしょうか。

山口祐一郎さん、まさにこの役にピッタリとはまっているように思います。なんP7111234_3 とも妖しげで、なんとも美しく、でも、どこかおかしい。僕は、この役の山口さんが一番好きです。歌も素晴らしい。そして、ヘルベルトの吉野圭吾さん。ゲイでファザコンのヴァンパイア役を好演です。石川禅さんもエキセントリックな教授ぶりで笑えます。浦井健治さんは、少し気弱で繊細な男の子の雰囲気がよく出ていたように思います。皆さん、いつもよりもはじけている感じで、観ている方もとても楽しかったのです。(僕は、基本的には女優さんにしか関心がないのですが、今回は男優さんの方に目がいきました。)シルビア・グラブさんもとてもセクシーでコミカP7111240 ルで、今までの舞台で観てきた姿とはガラリと違った魅力を発見した思いです。

今回は、この間のライブ以来注目している河合篤子さんもアンサンブルで出演していました。村人のときの妊婦姿は本当の妊婦さんのようにリアルでしたし(詳しくご覧になりたいお客様は東宝の“ダンス・オブ・ヴァンパイア”のHPのブログのキャスト紹介の女性アンサンブル紹その2をぜひご覧ください。とてもチャーミングな妊婦さんの河合さんを見ることができます。)、先祖役で出てきた河合さんはとてもきれいでした。

なんだか、もう一回観たくなるような楽しいミュージカルです。

☆このミュージカルをまだ観ぬ人へ…

P7111241 今回は、あえてあらすじめいたものは書かないことにします。このミュージカルは、観る人達に、先ずは、感じて、楽しんでほしいと思いますので…さあ、劇場に行って、ENJOY THE SHOW

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2009年7月 5日 (日)

第○弾?傑作です!

P7051227 またまた∞シリーズです。

でも、これが一番好きかも…プルトップをあげると、とてもおいしそうな音が出ます。

音をお伝えできないのが残念ですが、∞ビール、傑作です!P7051224

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また酷寒のシベリアで深い感動を-ミュージカル“異国の丘”

P7031216 四季劇場[]で、“異国の丘”を観てきました。キャストは、宋愛玲に木村花代さん、九重秀隆に荒川務さん、宋子明に日下武史さん、李花蓮に団こと葉さん、宋美齢に中野今日子さん、劉玄に青山祐士さん、アグネス・フォーゲル夫人に西田有希さん、クリストファー・ワトソンに志村要さん、ナターシャに西村麗子さん、吉田に中嶋徹さん、神田に武藤寛さん、西沢に深水正博さん、大森に田中廣臣さん、杉浦に香川大輔さん、平井に維田修二さん、蒋賢忠に中村伝さん、九重菊麿さんに岡本隆生さん、メイ総領事に高橋征郎さん、でした。

この作品は大好きな作品です。ストーリーもしっかりしていて、感動的で、そして、タイトルから連想されるかもしれない「ただ暗いだけ」というイメージではなく、華やかな美しいシーンもたくさんある作品です。今回は、佐渡寧子さんの出演もなく、アンサンブルながら僕の好きな須田綾乃さんのダンスも見られなかったのですが、それでも、この作品の素晴らしさを再び感じました。今回はいつもよりツボにはまってしまい、涙が止まりませんでした。ニューヨークでの秀隆と愛玲の別れのシーン、異国の丘の合唱シーン、遺言のシーン、愛玲の死のシーン、そしてラストシーンと、どれも感動的なシーンです。また、ダンスシーンも華やかですし、“名も知らぬ人”のバッグのダンスシーンや秀隆と愛玲が上海で再会し愛を確かめ合うシーンはとても優美です。

僕が一番好きなシーンの一つは、平井が帰国する仲間達に遺言を託し、仲間達がそP7031220 れを覚えようとするところです。(ちなみにこれは実話をもとにしています。)遺言の内容も現在の日本人が言い残せるか、と思わせるほど立派な内容ですが、遺言を伝え終わった平井が、仲間達全員に「お願いします」と頭を下げるシーンにいつも涙を誘われます。

今回は、短期間の公演ということもあってか、僕にとっては初めて観るというキャストもあり、興味深く見ました。先ずは、宋子明の日下武さん。出番は少ないですが、さすがの存在感です。次に神田の武藤寛さん。彼のダンスもとても素敵ですが、今回の神田、無骨さは少ないものの、無骨一辺倒ではなく、デリケートさを内包した新しい神田を演じていたように思います。そして、西村さんのナターシャ。とてもきれいなナターシャです。キャッツでの彼女のボンバルリーナもとても美しいのですが、こちらも負けず劣らず…彼女のナターシャを初めて観ましたが、期待にたがわずとても美しいロシア兵士で、それだけに監視役の厳しさが出ていたように思います。

今回は、とても短い公演期間で残念ですが、DVDも発売されていますし、再演を期待したいと思います。

☆ このミュージカルをまだ観ぬ人へ…

この物語は、第二次世界大戦前夜、日華事変が始まりきな臭い空気が世界を覆い始めた頃と、酷寒のシベリアで日本の捕虜たちが重労働を強いられた戦後の時期とを行きつ戻りつしながら進んでいきます。

1937年のニューヨーク。フォーゲル夫人主催のパーティで、プリンストン大学に留学していた九重秀隆とジュリアード音楽院に留学していた宋愛玲は、お互いの国籍も名前も知らないままに出会い、たちまちのうちに恋に落ちます。しかし、この出会いは日中和平工作を画策する諜報員であるフォーゲル夫人とワトソン教授によって図られたものでした。愛玲は愛し始めた九重が祖国を蹂躙する日本の人間だと知り、祖国への愛と九重との愛との間でとても苦しみます。しかし、彼への愛は何物にも換えがたいものであることを知るのです。しかし、歴史は二人がともに愛を育むことを許してはくれません。日本軍が上海へ進軍し、中国での戦闘が拡大し、愛玲は上海へ、九重は日本に帰らなくてはならなくなります。一時的に離れ離れのいなりますが、やがて二人は、日中和平のために再開することになります。二人のその後の運命は…

一方、戦後の酷寒のシベリアの地。九重秀隆も招集された後、捕虜となりシベリアに抑留されています。彼は、重労働を強いられながら、何度も何度も過酷な尋問を受け、ソ連の協力者になるよう強要されます。これを拒み続ける九重。抑留者の中には、ソ連に寝返り仲間達を密告する者、帰国を早めるためにソ連に迎合する者たちが数多くいました。そのような中でも、日本人の誇りを保とうと努力する人々もいたのです。抑留者の中の一部が帰国する時に、仲間らに遺言を託そうとする平井もそのような人々の一人でした。彼は、紙に書けば没収されるおそれがあるからと、遺言を覚えて帰って、家族に伝えてほしいと、仲間達に懇請します。彼を囲む仲間達は、その気持ちに応えようと暗誦を開始します。彼の遺言は、年老いた母には親孝行ができなくなった無念さと母への愛が、妻へは愛と感謝を、子供達へは厳しく深い愛と父親としての精一杯の気持ちが語られます。

厳しい自然、不十分な装備と重労働に厳しい尋問。過酷な状況の中で、九重は、果たして無事に日本の地を踏むことができるのでしょうか?

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