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2009年5月10日 (日)

中世の男の美学に酔う-ミュージカル“シラノ”を観る

P5091166 ミュージカル“シラノ”を観ました。世界初演、エドモン・ロスタンの名作“シラノ・ド・ベルジュラック”のミュージカル版です。作曲は“ジキル&ハイド”や“ルドルフ-ザ・ラスト・キッス”のフランク・ワイルドホーン(Frank Wildhorn)、台本・作詞は、“ジキル&ハイド”でワイルドホーンとコンビを組んだレスリー・ブリッカス(Leslie Bricusse)、日本版の演出は山田和也さんです。主なP5091164 キャストは、シラノ・ド・ベルジュラックに鹿賀丈史さん、ロクサーヌに朝海ひかるさん、クリスチャン・ド・ヌーヴィレットに中河内雅貴さん、ル・ブレに戸井勝海さん、ラグノーに光枝明彦さん、ド・ギッシュ伯爵に鈴木綜馬さん、です。

愛を語るということが美しい言葉を紡ぐということだった時代に生きたシラノといP5091163 う誇り高き男がつらぬいた一人の女への愛を描いたミュージカルです。まさにダンディズム、やせ我慢の美学といでもいえるようなシラノの生き方を鹿賀丈史さんが好演していました。鹿賀丈史さんは、誰を演じても「鹿賀丈史の」という言葉がついてしまうように思いますが、今回はピタリと嵌まっているように思います。どんなに愛の言葉を紡いでも、その対象であるロクサーヌは、その言葉をクリスチャンの言葉と考えて、クリスチャンへの愛を深めていきます。そのことを知りながら自らの愛をつらぬき、ロクサーヌへの愛を語るシラノの姿はとても格好いいのですが、同時に、時に涙も誘います。しかし、もっとも悲しい姿はクリスチャンなのかもしれません。ロクサーヌがいかに自分を愛しても、本当に彼女が愛しているのは自分の口を借りて愛を語るシラノなのだという思いに直面せざるを得ないのですから…

シラノという男の美学に酔える舞台です。音楽も美しいメロディの曲が多く、楽しめました。また、鈴木綜馬さんも印象に残る演技でした。

☆ このミュージカルをまだ観ぬ人へ…

時は17世紀、愛を語ることが美しい言葉を紡ぐ時代であった頃、文武ともに秀でた才人であったシラノ・ド・ベルジュラックはいとこのロクサーヌを愛していました。しかし、シラノは、自分の醜く大きい鼻を恥じて、ロクサーヌにその愛を告げられません。一方、ロクサーヌはシラノと同じ中隊に勤務するクリスチャンに恋をして、シラノに取次ぎを頼みます。涙を呑んでその言葉をクリスチャンに伝えるシラノ。しかし、外見は美しいものの口下手のクリスチャンは、ロクサーヌに愛を語ることができません。そこで、クリスチャンはシラノの言葉を借りて、ロクサーヌへ愛を語りかけます。やがて二人は恋に落ちていくのです。

やがて、シラノの中隊は戦地に赴くことになります。その直前に、ロクサーヌはクリスチャンと結婚します。

激しい戦闘が行われる戦場でもシラノはロクサーヌへの愛を綴った手紙を出し続けます。しかし、クリスチャンの名前で。いよいよ戦闘は激化していきます。シラノとクリスチャンの生死は?そして、シラノの愛の行方は…??

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コメント

シラノ、ご覧になったのですね~。
私は来週観に行く予定です。ちなみにクリスチャンは浦井君ですが。(^^ゞ

この作品ではワイルドホーンの楽曲が楽しみです。
TOMOさんの感想では、期待できそうですね!(^^)

投稿: | 2009年5月10日 (日) 22時35分

翠さん、いらっしゃいませ。

浦井さんのクリスチャンは素敵でしょうね。ただ、あまりクリスチャンが歌う場面がないので、浦井さんのファンの翠さんには物足りないかもしれません。ワイルドホーンの楽曲も素敵ですが、何より、シラノのダンディズム、やせ我慢の美学をお楽しみください。今の男性が持ち合わせない愛情だと思います。

また、感想をお聞かせくださいね。またのご来店をお待ちしております。

投稿: TOMO | 2009年5月10日 (日) 23時43分

お久しぶりです~

危ない、危ない!
TOMOさんのこの記事の写真を見るまで、
銀河劇場かと思ってた!!
今週木曜に行ってきます!
あ~よかった、気づいて(笑)。

男の美学、しっかり堪能してきますね♪

投稿: さくら | 2009年5月11日 (月) 16時06分

さくらさん、いらっしゃいませ。

そうですよ~、さくらさん、日生劇場ですよ!間違わないでくださいね。人それぞれ好みがあると思いますが、あのシラノの、「やせ我慢の美学」が好きです。どうか、楽しんできてください。

ENJOY THE SHOW!!

またのおこしをお待ちしております。

投稿: TOMO | 2009年5月13日 (水) 21時49分

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