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2009年2月

2009年2月25日 (水)

もう一度…佐渡さんのグリザベラ

21日に“キャッツ”を観てきました。キャストは、グリザベラに佐渡寧子さん、オールドデュトロノミーにチェ・ソンジェさん、ジェリーロラム=グリドルボーンに木村花代さん,バストファージョーンズとアスパラガス=グロールタイガーに田島亨祐さん、ジェニエニドッツに小松陽子さん、マンカストラップに荒川務さん、ランペルティーザに石栗絵理さん、ラム・タム・タガーに武藤寛さん、ディミータに団こと葉さん、ミストフェリーズに金子信弛さん、ボンバルリーナに増本藍さん、マンゴジェリーに百々義則さん、シラバブに谷口あかりさん、スキンブルシャンクスに嶋崎孔明さん、タントミールに大橋里砂さん、コリコバットに入江航平さん、ジェミマに王堃さん、ランバスキャットにユ・ホンチェルさん、ヴィクトリアに石川縁さん、カーバケッティに花沢翼さん、蒼井蘭さん、ギルバートに瀧澤虎太郎さん、マキャヴィティに片山崇志さん、タンブルブルータスに大森瑞樹さん,でした。

今月初めから佐渡寧子さんが出演していたため、何とか観に行きたいと思っていたのですが、千秋楽を4月に控えてプラチナチケットと化しているキャッツのチケット。なかなか入手できず、半ば諦めていたところ、キャッツ大好きの知人が行けなくなったからとチケットを回してくれました。いやぁ、祈れば通じるものです。

P9130902 佐渡さんのグリザベラはやはりとてもとても素敵でした。歌がうまいし、年老いてうらぶれていても、どこか気品のあるグリザベラです。彼女のメモリーは、少なくとも僕が知る限りでは、他の追随を許さないものがあるように思います。何度聞いても感動するメモリーです。今回の席は、前から5列目の下手寄り端の席でしたので、グリザベラの立ち位置に近く、佐渡さんのグリザベラを堪能しました。

…と毎度同じことを書いていても「またか!」と思われますね。でも、ファンなんだからしょうがないですよね。ところで、今回は、初めて木村花代さんのジェリーロラム=グリドルボーンを観ました。木村花代さんは佐渡さんと同じ役のことが多いので、二人を同じステージで見ることは少ないのではないかと思います。木村さんは、どんな役をやっても軽やかな雰囲気になるような気がします。今回の役柄も他の女優さんとはどこか少し違った-でも、とても素敵な-ジェリーロラムでした。また、増本藍さんのボンバルリーナもきれいだったと思います。僕は、西村麗子さんのボンバルリーナが大好きなのですが、増本さんもとてもきれいでした。

ところで、今回初めて知ったのですが、ネコ社会では、グリドルボーンって、小悪党の扱いなのですね。マキャヴィティの歌で、ボンバルリーナとディミータが“今まで この世に 悪人がいたが どうでしょうマンゴジェリー どうでしょうグリドルボーン こんな奴らはみんな小物 マキャヴィティこそはナポレオン・オブ・クライム”と歌っています。グロールタイガーの純情を弄んだからでしょうか?ただ、僕には、彼女が悪党(たとえ小粒であっても)とはとても思えないのですが…

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2009年2月 3日 (火)

観たあとに元気になれる-映画“マンマ・ミーア!”を観る

映画“マンマ・ミーア!(MAMMA MIA!)”を観てきました。監督はウエスト・エンドの舞台の演出も手がけたフィリダ・ロイド(Phyllida LLoyd)。そして、キャストは、ドナにメリル・ストリープ(Meryl Streep)、ソフィにアマンダ・セイフライド(Amanda Seyfried)、ロージーにジュリー・ウォルターズ(Julie Walters)、ターニャにクリスティーン・バランスキー(Christine Baranski)、サムにピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)、ハリーにコリン・ファース(Colin Firth)、ビルにステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgard)、スカイにドミニク・クーパー(Dominic Cooper)です。

監督(演出)、脚本(Catherine Johnson)、プロデューサー(Judy Craymer)がウエストエンドの舞台と同じだけあって、舞台の雰囲気を色濃く残しています。とは言っても、映画ですからギリシアの美しい風景をバックに物語りは展開しますし、いわゆるアンサンブルの人たちも舞台よりは多くなっています。

メリル・ストリープが大健闘です。歌が本職ではないはずなのに、歌も悪くなかったし、ダンスも良かったと思います。彼女、もうすぐ60歳なのによくあれだけ体が動くなぁ、と感心しました。僕は、ドナが“Slipping Through My Fingers”を歌いながらソフィに花嫁衣裳を着せている場面が好きで、舞台を観ていても、「つい、涙が…」という感じになるのですが、彼女の“Slipping Through My Fingers”もとても良くて、感動的でした。また、その後のシーンで、サムを相手に歌う“The Winner Takes It All”も、抑えていたのについに抑えきれなくなった彼女の感情が胸に迫ってきました。そして、ソフィのアマンダ・セイフライドもとても可愛らしかったと思います。ロンドンのソフィア・ラガベラス(Sophia Ragavelas)の次に良いソフィなのではないでしょうか。(実は、ソフィアのソフィを観たことがないのですが、ウエスト・エンドで2年間もエポニーヌを演じた彼女-僕はロンドンで彼女のエポニーヌを観たさに30回以上も劇場に通ったのです-のソフィはきっと素敵だったに違いないと信じています。)ただ、ピアース・ブロスナン…悪くないとは思うのですが、僕はどうしてもジェームス・ボンドを連想してしまいます。当たり役を持つことがその役者さんにとって良いことなのか悪いことなのか、というのはこういうことがあるからかもしれません。

舞台では、カーテンコールの際に、スポットライトが反転し舞台を照らし、ステージと一体となって観客も踊る楽しい時間があるのですが、映画でもそのシーンは用意してあるのですが、これはやはり舞台のようにはいきません。ロンドンなら映画館でも皆、踊っているのではないか、そんな気がしますが…しかし、良質なミュージカル映画を観ていると、舞台のときのように曲が終わるたびに拍手したくなり、抑えるのに苦労します。

このミュージカルはウエスト・エンドで数回観ただけで、劇団四季のものを観たことがありません。ですから、今回字幕付きで観て、「あぁ、こんなことを言っていたんだ。」という部分もあり、別の意味からも楽しめました。

アバのヒット曲のみを使ったジュークボックス・ミュージカルのはしりのような作品です。舞台がいいか、映画がいいか、これは観る人の好みによるのだと思います。が、これを観たあとに元気をもらえる、そんな映画であることには間違いはありません。

☆ この映画をまだ観ぬ人へ…

エーゲ海に浮かぶギリシャの小島。ドナはそこで小さなホテルを営みながら、娘のソフィアを育ててきました。そんなソフィも20歳になり結婚することに。ソフィは、ドナの若い頃の日記を盗み読み、自分の父親と思われる男性が三人いることを知ります。誰が本当の父親かを知るためにソフィはその三人の男性に結婚式の招待状を誰にも内緒で送りました。そして、結婚式の前日。ドナが若い頃、一緒にバンドを組んでいた親友のロージーとターニャ、ソフィの親友が島にやってきます。そして、ソフィの父親かもしれない男性、サム、ハリー、ビルも。三人がやってきたことを知り、その理由も分からずあわてるドナ。誰が本当の父親かを知りたいソフィ。ソフィは、本当の父親を見つけ出すことができるのでしょうか?そして、無事にスカイと結婚式をあげることができるのでしょうか?

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