復讐で流される血-“スウィニー・トッド”を見る
ジョニー・デップの“スウィニー・トッド”を見てきました。監督はティム・バートン、主役のスウィニー・トッド(ベンジャミン・バーカー)にジョニー・デップ、スウィニーを愛して、彼が殺した人の肉でパイを焼くミセス・ラベットにヘレナ・ボナム=カーペンター、ベンジャミンを見実の罪に陥れる悪徳判事ターピン判事にはアラン・リックマン、ターピン判事の子分バムフォードにはティモシー・スポール、ベンジャミンの美しい妻にローラ・ミッシェル=ケリー、その娘ジョアナにはジェイン・ワイズナー、スウィニーを助ける船乗りのアンソニーにはジェイミー・キャンベル=バウアーといったキャスティングです。
ベンジャミンの美しい妻に横恋慕したターピン判事はベンジャミンを無実の罪に陥れ、その妻を我が物にしようとします。妻は絶望の末に砒素を飲んでしまいます。ターピン判事はベンジャミンの娘を養女にして育てますが、美しく育ったその娘を我が物にしようと試みます。15年後、ベンジャミンは牢獄から抜け出して、スウィニー・トッドと名前を変えてミセス・ラベットのパイ店の2階にあるもとの場所で理髪店を始めます。しかし、彼は復讐の執念に燃えていました。憎いターピン判事に復讐を遂げるまで、邪魔者をはじめとして次々にその剃刀で喉を掻ききっていきます。そして、その死体の肉はミセス・ラベットの手でパイの材料に…おかげで、ミセス・ラベットのパイ店は大繁盛。さて、彼の復讐の行方は…?
これはスティーブン・ソンドハイムのミュージカルの映画化ですので、彼の曲がふんだんに歌われます。とても美しいメロディの曲がたくさん歌われ、暗めの画面と悲惨な場面と好対照をなしています。しかし、舞台ならばそうでもないと思うのですが、映画となると彼が鋭利な剃刀をふるうたびに夥しい血が流れるわけで、また、彼が人を殺すたびにミセス・ラベットの店のお客さんが死人の肉のミートパイを美味しそうに食べるわけで、この点には少々食傷気味でした。
今回、ベンジャミンの妻という役ではありましたが、ローラ・ミッシェル=ケリーは、ウエストエンドで2003年の“マイ・フェア・レディ”でイライザ役をやり、“メリー・ポピンズ”のオリジナルキャストでタイトルロールをつとめて、オリビエ賞のミュージカル部門の主演女優賞を獲得し、その後、ブロードウェイの“屋根の上のバイオリン弾き”では確か次女か三女役をやっているバリバリのミュージカル女優さんです。今回、彼女の歌をほとんど聞くことができないのが少し残念でした。
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コメント
この映画、まだ観ていないのですが、是非公開中に観に行きたいと思っています。
昨年、市村正親さんと大竹しのぶさんが舞台をやっていましたね。観ておけば良かった・・・・とちょっと後悔している、今日この頃です。(^^;
投稿: 翠 | 2008年1月25日 (金) 23時30分
翠さん、いらっしゃいませ。
スウィニー・トッド、見にいく前にハンバーグやミートパイを食べないほうがいいですよ(笑)ご覧になったら感想をお知らせくださいね。
では、またのご来店をお待ちしています。
投稿: TOMO | 2008年1月27日 (日) 09時39分